ヘモ(痔)外来

痔外来(専門医が診療します)

[痔外来とは ]
当院ではイボ痔(痔核)、切れ痔(痔肛)等は痔外来が診療を担当しております。
痔の治療は近年手術をせずに行えることも多くなってきていますので、以下のような症状に思い当たる方はお早めにご相談ください。

 

[ 痔外来では次のような症状を扱っています。 ]
* 痔核(いぼ痔)・・・肛門に強い負担がかかることにより、直腸下端部分から肛門にかけて存在する肛門クッションがうっ血して腫れや脱出を起こす病態です。歯状線より上方の内痔核と、下方の外痔核があります。
* 裂肛(きれ痔)・・・歯状線より下部の肛門上皮が裂けた病態です。
* 痔瘻(あな痔)・・・肛門陰窩(いんか)から細菌が進入し、直腸と肛門の周囲が化膿すると、肛門周囲膿瘍になります。この膿が排出されたあとに肛門内部に通じる管が残った病態です。

 

[こんなお悩みはありませんか? ]
* 便をするたびに少量の出血がある。
* 排便時にイボのような痔が脱出してくる。
* いつも肛門がかゆみがあったり、違和感がある。

 

※切除術等の処置が必要な方は近隣施設をご紹介します。


外痔核(血栓性外痔核)
これは気ばったり下痢をしたり重いものをもったりして肛門に急激に圧力がかかったときに、肛門の皮膚の下に出血して血の塊ができる外痔核のことで、急に痛みと腫れを自覚することが多いです。小さくて痛みが軽い場合は軟膏などで吸収されるのを待ちますが、大きく痛みが強い場合は局所麻酔で5mmほど切開して中の血栓(血の塊)を取り除く手術が必要です。これも3-4分で終わり、術後の痛みはほとんどありません。術後1週間ぐらいは注射の影響で腫れたままですが、それ以降は徐々に腫れが引いていきます。

 

皮垂外痔核
これは肛門の外に余った皮膚のことで、多くの人の肛門に存在し、通常手術の必要はありません。しかし、肛門の違和感や便を拭き取るときに邪魔になったり擦れて痛みがでる場合もあり、この場合は手術になります。

 

[痔肛(切れ痔)の治療について]
硬い便や勢いよく出る下痢などにより、肛門の皮膚が裂けるのが原因です。女性に多く、20-40歳代の方によく見られます。出血は少量で排便時の痛みがあり、これが排便後にも続くことがあります。慢性化すると深い潰瘍になり肛門が狭くなり、さらに硬便によって裂けるという悪循環が生じます。裂肛には急性期慢性期があり、この状態によって治療方法が異なります。急性期の場合は、軟膏などによる保存的治療を行います。

 

[女性に優しい肛門診療を心がけています]
1.当院の患者様の約60%は女性の方です。 女性の患者様には、「便通異常(便秘)が原因で症状がでている方が多い」という特徴があります。これを改善することが最大のポイントです。もうひとつの特徴は、症状は軽いのに相談できず、長く悩んでいる方が多いことです。どうぞ何でもご相談ください。

2.肛門の診察は図のような姿勢で行います。バスタオルでお尻などは覆っていますので出来るだけ恥ずかしい思いをしないで診察が受けられるよう工夫しております。

3.問診は周囲に聞かれたりしないように、肛門疾患専用の問診票にチェックするだけで大丈夫です。診察室内での会話も出来るだけ周囲に聞こえないように小さな声で説明するように気をつけています。

4.診察には必ず女性スタッフが横について行いますのでご安心下さい。

 

[よくあるご質問]
Q.1 診察に予約は必要ですか?保険は効きますか?治療費はいくらぐらいかかりますか?
A.1 診察に予約は必要ないです。診察時間内であればいつでもお越し下さい。保険は全ての健康保険に対応していますのでもし当院で手術を受けられた場合でも手術の内容によって異なりますが、窓口負担は3割の患者様でだいたい1万円から3万円までがほとんどです。


Q.2 清潔好きで温水便座・ウォシュレットを使っていますが一向に痔が良くなりません、どうしてでしょうか?
A.2 排便後にウォシュレットを使っても痔は治りません。使いすぎるとむしろ肛門周囲の痒みや炎症を引き起こし症状はさらに悪化することが多いです。特に温水で刺激して便意を促す習慣のある方は、温水刺激による浣腸作用の為排便機能が衰えてきます。使用するなら少しぬらす程度で基本的には紙で拭き取るようにしてください。ウォシュレットに依存している人をウォシュレット症候群と呼んでいます、過度の使用は避けてください。